福島県のいわき市から海岸沿いに伸びる国道6号線を通りました。



いわきから原発までの区間、原発だったり、復興作業の関係者が宿泊するんでしょうね、簡易的な宿泊施設がたくさんあるような感じです。
この付近のコンビニで、弁当の品揃えがすごい豊富なところをみると、かなりの利用があるのが予想されます。

道の駅に寄ろうと思ったら、道の駅が警察署の仮庁舎になってました。
そして、早朝ですが、何か大きな行事があるのだろうかってくらいにパトカーとすれ違います。
各所からの応援部隊のようで、宮城ながらも滋賀県警だとか石川県警だとかのパトカーを見ました。


スクリーニング、どれだけ放射線を浴びたか検査をするところのようです。

物々しくなってきたなと思ったら


福島第二原発のすぐそばのようです。



動物とぶつかる事故が絶えないようで、猪だとか獣!なんて注意を促す看板がそこここに。



バイクも通行できないってどういうこと?って思ってたんですが、ここにきて、福島第一原発のそばを通る道路であることを実感しました。


そして、ここから先は帰宅困難区域。



ちょっと見難いですが、黒いビニールに包まれた何者かがうず高く積まれています。



地図上では、原発まで2キロ程度のようです。

帰還困難区域に入ってからというのが、それはもうすごい状況。6号線から入る道路はすべて閉鎖。
家の前の入り口も柵で閉鎖。
津波の被害があったところで、被害のあったそのままのところももちろんありますが、建物の被害がないのに避難せざるを得なかった建物がたくさん。
廃墟のようになったところもありますが、そのままの状態で時間が止まっているような感じです。
そして人が入らないように警備の方が立っている以外は人が全くいない状況。

帰りに高速道路インターに向かう途中、住宅街のような家がたくさんある中を通るのですが、家はあるけども、工事を示すLEDのチカチカする以外の家屋の明かりは皆無。時間の止まったゴーストタウンとなっているような、非常に怖い雰囲気でした。




各所には、リアルタイム放射線量の電光掲示が・・・

移動する道すがら目にするのは、荒れ果てた田んぼや畑。
津波の塩害だろうか、作る人が亡くなってしまったのだろうか、そう思っていると目に入ってきたのが「農地除染」の文字。
ああ、そうか。作るに作れないという現状もあるのだな。


あとで聞いたのですが、パトカーがたくさんいたというのは、どうやら正しい認識だったようで。
外部からの作業員がたくさんきているのも間違いないようなのですが、それで来ている人というのがすべてまともな人というわけでもないらしく、飲み屋街などはかなり賑わっているそうなのですが、トラブルも大変多いらしいです。

正直なところ、名古屋あたりで生活している限りは、一時はあれだけ騒いだものの、すっかり気にすることはなくなっていました。
壊れただけの被害は、また作り直せばいい。でも作るに作れない現状がまだあるんだなと。
それだけでも知ることが出来たのは、行った価値があったなと思う。




閉鎖されて、人の入れない双葉町のフェンス越しに見えた原発のキャッチコピー

「原子力明るい未来のエネルギー」
震災が起きるまでは確かにそうだったはずなんですよね。
今となってはなんと切なく悲しい言葉でしょうか・・・